オーストラリアは水事情が悪く節水が必要

名前:サクラさん 女性 留学先:オーストラリア

私がオーストラリアに着いてまずびっくりしたのは、ドリンクが高いこと!

500ml のペットボトル飲料が、日本の2~3倍の値段、、、最初の頃こそ観光気分で散財していましたが、すぐにコーディアル(カルピスのように水で希釈して飲む飲み物)を家で作って持ち歩くようになりました。

節約しなければならないのは、飲料だけではありません。

水事情の悪いオーストラリアは、シャワーの水ももちろん制限されています。

初めての滞在先で、ホームステイマザーから手渡されたのは、砂時計。

この砂が落ちるまでにシャワーを終えてね、との言葉。

それまでシャワーの時間なんて気にしたこともなかった私は、4分でシャワーを済ませることができるまで、しばらく苦労しました。

4分以内で終わらなければ怒られる、というわけではないのですが、海外経験も少なく英語力も乏しかった私は、ホームステイマザーの言うことは守らなければ!と思い、がんばって終わらせていました。そのうち、4~5分でシャンプーも全部終えられるようになりましたよ。

ホームステイ先ではまだいいのですが、バックパッカーズなどホステルに泊まると事情はもっと厳しくなります。

シャワーが2分でいくらと設定されているところも多く、時間を過ぎると止まってしまうからです。

はじめにホームステイで訓練しておいてよかったです。

ホームステイでのエピソードをもうひとつ。

到着して数日経ったころ、ホームステイマザーから私と、同じくホームステイに来ていた韓国人留学生の子に呼び出しがかかりました。

水道の蛇口をきちんと閉めていないのは誰かというんです。

見ると、ポトッ、、、ポトッ、、、とすこーしずつですが水がたれていました。

「ちょっとずつかもしれないけど、一晩こうなったままだったら一体どれだけの水になると思う!?」といわれ、この国は本当に水が不足しているんだなあ、と痛感しました。

水が豊富な日本に生まれ育って、節水という意識が薄かった私には、これらの出来事がショッキングで鮮明に記憶に残っています。

でもこれは海も川もある観光地の地域でのこと。

その後、内陸部に移動したのですが、そこでの水事情はさらに深刻なようでした。

田舎町のファームで働いていた時、またここでも初めの数日でショックなことが。

そこはレストランも兼ねていて、日本人のお客さんがきたので私が接客するようにと言われたのですが、水差しに入って冷蔵庫にあった水をお客さんに出した私はまた怒られてしまいました。

オーナーがいきなりやってきて、「何してるの!そんな水お客さんに飲ませて!」というのです。

でも、この水は飲み水って聞いたけど、、、?なにを間違ったのかわからなくて動揺したのですが、お客さんにはペットボトルの水しか出してはダメ!とのこと。

水差しの水は蛇口からの水で、その水がどこからくるかというと、、、雨水を貯めるタンクの水なんです。

「屋根を伝ってタンクに落ちる水なんだから、何が入ってるかわからないのよ!」

え、その水を私たちは毎日飲んでるのか、とびっくりしました。

それにしても、お客さんの前でその事を言うのも、ありえないですよね。

だって、お客さんはもう、飲んでしまってます。私は二重のショックで、ひたすらすみません、を繰り返していました。

ほかにも、アウトバックを車で旅したときにはシャワーの水が茶色かったり、トイレが水洗じゃないなんて当たり前、芝生に水を撒ける時間が決まっていたりと、水事情に関するエピソードはいろいろあります。

本当に、いつも衛生的で豊富な水がどこでも手に入る日本って、ありがたい、恵まれているんだなあと実感した2年間でした。